「物グラム」が今年もスタートしました2

日本建築専門学校

2013年06月14日 07:16

物グラム授業の2年目は、軸組だけではありますが、実際に建物を組み立てます。

中心になるのは、3年生。
去年、2年生として行なったコンペ案を、今年は、自分たちが中心となって組み立てる、ということになります。

具体的には、実施設計、構造図(伏図・軸組図)の作成、材料の積算・見積、材料発注、墨付け、木材加工、足場架け、木軸組み立て、木軸解体、足場解体、という一連のプロセスを踏んで行きます。


写真は、木軸の組み立て作業風景です。
小住宅とは言え、実物の2階建て住宅ですから、かなりのボリュームがあります。

本家増沢洵さんの軸組の美しさには到底かないませんが、「どこがどう違うから、不恰好に見えるのか」を実物大の大きさで考えることも、大切な経験だと思いますし、これだけは、図面や模型の上では決して味わえない、貴重な体験です。

このカリキュラム自体は、まだ5年と歴史が浅いのですが、毎年内容が良くなってきていますので、いつかは本家増沢洵邸を超えるものが出来るのではないかと期待しています。

(KI)


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