聴竹居を見学してきました
珍しく関西に行く用事が出来たので、今までなかなか行けなかった聴竹居を見学してきました。
聴竹居(ちょうちくきょ)は、建築家藤井厚二氏が自ら着目し理論化した環境工学の知見を設計に折り込むために、京都大山崎の約1万2千坪にも及ぶ山林を購入し、そこに「実験住宅」として1928年に建てられた第5番目の自邸になります。
4名という少ない見学者の中でボランティアスタッフの方からじっくり1時間の説明を受けましたが、事前学習していた内容(和洋折衷の意匠)だけではない様々な側面を限られた時間の中でたくさん教えて頂きました。
次の回の見学は学生の団体(関東学院大学)だということで、邪魔にならなければそのまま残って構わないとのスタッフのお言葉に甘えて、もう1時間じっくり見させてもらうことにしました。
20名ほどの学生が来たのですが、引率の教諭に「Nさんはご存知ですか?」と尋ねてみました。
このNさんは、専門学校である当校を卒業後、大学卒業と同等の資格を持てることを利用して、そのまま大学院に進学した初めての卒業生であり、その進学先が関東学院大学でした。
引率教諭も、見ず知らずの大男に声を掛けられ最初はビックリしていましたが、大学院時代のNさんの担当教諭だったこともあり、大変懐かしがっておられました。
「大学院卒業後、前校長に請われて、現在、当校で常勤講師として後進の指導を頑張っています。」という近況報告をさせて頂きました。
内観写真につきましては、この施設の意向により個人公開することは出来ませんが、一杯撮影してきましたので、説明を受けた内容とともに計画Ⅱの授業の中で詳しく紹介したいと思います。
(KI)
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