2014年04月30日
雨の日に、庭居一体を想う
GWの前半は、残念ながら雨模様の天気となっていますが、この時期の雨は、木々を育み新緑を芽吹かせるために、とても大切なものでもあります。
そんな、雨に濡れた新緑の景色が美しい場所が、当校内にもあります。第一校舎と第二校舎との間にある「庭園」です。
この場所は、造園計画という授業の中で、学生たちの手によって整備されたものです。
「建築の勉強をする学校なのに造園?」と思われる方も多いと思いますが、これは、日本の伝統的建築文化の一つである「庭居一体」の思想から来ています。
入学式の祝辞で中村昌生理事長がおっしゃっていたように、古来よりの日本の家造りは庭と一体としたものと考えらていて、これはいわば生活空間の中に自然を取り込み四季を感じる、日本人の感性そのものを表している言葉とも言えます。
最近の住宅は敷地に余裕がないこともあって、庭を意識しながら設計作業を進めるというのは、なかなか難しいものではありますが、なんとか知恵を絞り工夫をして、「庭居一体」の思想を少しでも実現させたいと思っています。
外出が似合わない天気の時に、そんなことを一人想うのも建築の醍醐味の一つであります。
(KI)
そんな、雨に濡れた新緑の景色が美しい場所が、当校内にもあります。第一校舎と第二校舎との間にある「庭園」です。
「建築の勉強をする学校なのに造園?」と思われる方も多いと思いますが、これは、日本の伝統的建築文化の一つである「庭居一体」の思想から来ています。
入学式の祝辞で中村昌生理事長がおっしゃっていたように、古来よりの日本の家造りは庭と一体としたものと考えらていて、これはいわば生活空間の中に自然を取り込み四季を感じる、日本人の感性そのものを表している言葉とも言えます。
最近の住宅は敷地に余裕がないこともあって、庭を意識しながら設計作業を進めるというのは、なかなか難しいものではありますが、なんとか知恵を絞り工夫をして、「庭居一体」の思想を少しでも実現させたいと思っています。
外出が似合わない天気の時に、そんなことを一人想うのも建築の醍醐味の一つであります。
(KI)
Posted by 日本建築専門学校 at 07:51│Comments(0)
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