2014年10月01日
志賀直哉旧居を見学してきました
小川三夫棟梁の講演会後、少し足を伸ばして志賀直哉旧居へ行ってきました。
志賀直哉旧居は、志賀自身の設計により昭和四年に建てられましたが、建設に当たった大工が京都で有名な数寄屋大工の棟梁だったということもあって、全体的に軽やかで数寄屋らしい遊びが随所に散りばめられていました。
玄関は、敢えてシンプルに仕上げています
入ってすぐの2階の客間は、簡素ですがとても上品な味わいです
奥の茶室の天井は、かなり遊びまくっています
食堂は、完全な洋風スタイルとなっています
キッチンから食堂への食事の受け渡しは、このような家具を通して行われます
食堂の外側は、とても気持ちの良いサンルームとなっています
ちょっとした意匠で、かなり遊んでいます
こちらの意匠も、遊んでおります
奥の続きの和室(子供部屋)は、これでもか、というほど徹底したシンメトリーでした
外観も、シンプルで軽やかですが、各面で素材が違ったりしています
勝手口側は、また雰囲気がかなり違います
樋の処理も、とても手が込んでいます
ここの二重小庇は、なんと竹で作っています
この写真だけでも、様々な素材が組み合わされているのが分かると思います
奈良には有名な寺社仏閣、そして仏像が数多くあるため、見ておきたいものが一杯有り過ぎて困ってしまうのですが、是非、この建物もそのリストの中に入れておいて欲しいと思います。
(KI)
奈良には有名な寺社仏閣、そして仏像が数多くあるため、見ておきたいものが一杯有り過ぎて困ってしまうのですが、是非、この建物もそのリストの中に入れておいて欲しいと思います。
(KI)
Posted by 日本建築専門学校 at 07:42│Comments(0)
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